当会が業界の自主基準として定めた「スポーツ用自転車安全基準」に適合しているかどうかを、“入口”段階で検査するのが型式検査です。
型式とは、自転車の特定の構造や外形などによって分類される型であり、対象型式は以下のとおり3つの対象型式があります。
スポーツBAAマークを貼付しようとする製造事業者、輸入事業者はマークを貼付したい型式ごとに代表車種1台を自転車協会が認定する公的検査機関(詳しくは「公的検査機関」をご参照ください)で必ず検査を受け合格する必要があります。

スポーツ用自転車安全基準には全部で72ヶ所の検査項目があり、タウンスポーツ車を例に挙げると、特に安全性に影響の高い15項目(ブレーキテスト、フレームテスト、ハンドルテスト、ペダルテスト等)については、スポーツBAAマークを貼付しようとする製造事業者・輸入事業者は自転車協会が認定した公的検査機関で必ず検査を受け合格する必要があります。
なお、残り57ヶ所の検査項目については、必ずしも当会が認定している検査機関で検査を受ける必要はありませんが、自社の責任でスポーツ用自転車安全基準に適合していることを確認する義務があり、その旨協会に書類を提出する必要があります

スポーツ用自転車安全基準は、スポーツ用自転車の先進国であるヨーロッパで制定されたEN規格をベースにしています。特に、本格的なMTBやロードレーサーに対する規格・基準は、世界に前例がなく、今後、国際標準となっていくことが予想されます。
1.フレームの強度
フレームの耐久性についてはEN規格と同様に、荷重落下衝撃試験、前倒し衝撃試験、ペダル荷重による疲労試験、鉛直力による疲労試験、水平力による疲労試験など、最大で6つの試験を行っております。
ペダル荷重による疲労試験では、シティ車のJIS規格で規定された85kgのペダル踏力よりも大きな100kg(MTBは120kg、レーシング車は110kg)のペダル踏力により試験を実施します。
2.ブレーキの制動性能
制動距離の規定値をシティ車のJIS規格よりも厳しくしたほか、水ぬれ時の制動力が乾燥時の40%を下回ってはならないこと、ブレーキレバーの操作力と制動力が比例して上昇することを確認しています。また、ディスクブレーキ、ローラーブレーキについては耐熱性試験も実施します。
3.ハンドルの強度
ハンドルバー、ハンドルステムの強度試験のほか、バーエンドバー、DHバーの強度試験も実施します。
4.ペダルの強度
従来の静的強度試験、動的耐久性試験に加え、15kgのおもりを40cmの高さから落下させ、ペダル軸が折損しないことを確認しています。
5.フロントフォークの強度
ブレーキの制動力が大きくなってきたことから、ブレーキを制動するたびに、フロントフォークの根元に繰り返し大きな力が加わります。そのため、フロントフォークの強度試験が増強され、静的曲げ試験、後方衝撃試験、繰り返し曲げ疲労試験が追加されたほか、新たにディスクブレーキを取り付けたフロントフォークに対応した試験も実施します。

■国内における検査機関
- 財団法人 日本車両検査協会 東京検査所
(Japan Vehicle Inspection Association Tokyo Testing Laboratory)
- 財団法人 自転車産業振興協会 技術研究所
(Japan Bicycle Technical Center)
■海外における検査機関
- ●ドイツ
- TUV Product Service GmbH
- LGA-Hauptstelle Nurnberg
- Velotech.de
- ●イタリア
- TUV Rehinland
- CSI
- Universita di Padova
- Istituto Malignani
- ●台湾
- Cycling & health Tech Industry R&D Center