自転車、クルマ、オートバイを自在に使い分け
マルチ編集長のハッピー自転車ライフ

河西 啓介(かわにし けいすけ)さん
1967年生まれ。出版社「ボイス・パブリケーション」代表取締役。「BICYCLE NAVI」「NAVI CARS」「MOTO NAVI」編集長、FMパーソナリティーなどマルチに活躍する。趣味はバンド活動、トライアスロンなど。もちろんクルマ、オートバイ、自転車は大好き。

1.自転車の様々な情報を届けている「BICYCLE NAVI」の編集長である河西さんですが、スポーツ用自転車との出会いを教えてください。

 もともと自動車雑誌の「NAVI」の製作をしていたのですが、その関係者周辺が自転車にハマりだして、もっと自転車を楽しめるのではないかということで「BICYCLE NAVI」が誕生しました。当時「NAVI」の編集部員だった私も、ちょっといい自転車がほしいなと思ったのが出合いのキッカケです。
 でも最初はロードバイクではなく、折り畳み自転車が欲しいなと思ったんです。マンション住まいには、置き場所を取らないし良いかなと。それでショップで相談したら、「これどうですか?」と、スポーツタイプの折り畳み自転車を勧められました。ちょっと予算オーバーではあったものの、とりあえず試乗させてもらうとすごく良くて、結局すぐに買ってしまいました。それが趣味的な自転車との付き合いの始まりです。2001年くらいのことです。
 その後はロードバイクを買い、それが本格的な最初の1台でした。熱狂的なクルマ好きの人ですと、ヨーロッパ車、とりわけ有名ブランドに行きがちですね。今のようにフルカーボンフレームなどではなく、アルミ製のスパルタンな(快適性よりも速さを追求した)バイクでしたけど、とても気に入っていました。
 そのロードバイクとは、筑波サーキットの8時間耐久に出たのが一番の思い出です。それまでクルマでは何度も走ったことのあるコースでしたが、ロードバイクで走ると、こんなにも勾配があったのかと驚きました。しかも、年配の方などにもガンガン抜かれたりして、街の移動では日頃乗っていても、本格的に乗ろうとすると、練習している人には全然かなわないということを痛感しました。

2.移動手段以外で自転車に乗って、楽しいのはどういうときですか? 思い出深い自転車エピソードがあれば教えてください。

 子供たちと一緒にツーリングをしたのが楽しかったです。
 息子が小学校4年生のとき、千葉県の成田市に毎年夏に行く親戚の家があり、そこまで自宅から100km弱程度だったので自転車で行ってみようと思いました。息子はジュニアスポーツ車で、ボクはマウンテンバイクです。どんなにゆっくりでも1時間で10kmを走れるならば、10時間あれば目的地までたどり着くわけです。朝6時に出れば夜までには着くだろうと計画し、大体その通りに走りきることができました。
 翌年は東京から内房沿いに金谷(千葉県富津市)まで下って1泊し、フェリーで神奈川県の久里浜に渡り、久里浜から東京に帰る150kmほどのツーリングにも挑戦しました。小学校5年生の息子はそれを夏休みの宿題としてまとめていましたが、走りきったことで達成感もあったし、自信も付いたようでした。
 子供が父親の背中をずっと見ながら、「止まるぞ」とか「右行くぞ」とか、指示を聞きながら付いてくるわけです。ただの家族旅行とも違いますし、自分の力でそれほどの距離を走れたというのは、いろいろな意味で良い経験だったと思います。今や大学生になった息子は、成長につれて何台かの自転車を乗り継いできましたが、子供の頃のその経験があるからか、常にクロスバイクのようなスポーツ用自転車を使っています。
 また下の娘とも、やはり同じ小学校高学年の頃に、自転車で自宅から湘南までを往復しました。そうやって子供たちとツーリングしたのは良かったし、親子のコミュニケーションとしてもオススメです。私にとっても良い思い出になりました。

3.最近の自転車の楽しみ方を教えてください。

 最近は、自転車をスポーツとして乗るのはトライアスロンが中心で、ホノルルトライアスロンにも先日参加してきました。トライアスロンのための練習として乗ることが多いですが、普段の移動でも乗っています。寒い時期はあまり乗りませんが、春夏の天気の良い日は、都心の移動なら自転車が良いですね。普段乗りの自転車は3台あり、小径車や電動アシスト自転車などに乗っています。
 クルマ雑誌やモーターサイクル雑誌も出版している仕事柄、クルマやオートバイにもよく乗りますし、移動手段としてはもちろん電車も利用します。いつでも、どこでも自転車でというわけではなく、距離や時間、その日の天気などに合わせて、つまりTPOに応じて、何で移動するかを変えています。自転車との付き合いはそれが良いかなと思っています。
 スポーツ用自転車は思ったよりもずっとスピードが出るし、疲れませんし、特に都会での移動速度が速いですね。場合によってはクルマよりも速い。想像以上に速く移動できるというところが、自転車の魅力ですね。

4.お仕事柄、自転車やショップの選び方などを相談されることも多いと思いますが、どのように勧めていますか?

 これからスポーツサイクルを始める人にとっては、ショップ選びは大事ですよね。購入時だけでなく、その後のメンテナンスでもお付き合いは続きます。まずは、バイクブランドの候補があれば、取扱いのある近所のショップを探したりしますが、技術がしっかりしたショップから選ぶこともできます。SBAA PLUS認定者がいるかどうかは、その一つの目安になるでしょう。
 SNSを活用すれば、口コミで人気車種も人気店も調べることはできますが、今後、メンテナンスでお世話になることも考えて、お店の雰囲気が自分に合う、店員さんも話しやすい、そして技術がしっかりしているショップを選ぶと良いのかなと思います。
 スポーツ用自転車には、クルマの車検のような法定点検はありませんが、安全のために自転車のコンディションを良く保つことが大切です。私はトライアスロンのレースに出る前や、長距離を乗る前などには、ショップで点検してもらうようにしています。

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