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ロードレース留学をする方法は? レース・トレーニング

 ロードレース留学って、どうすれば行けるんですか?(10代/男性)
 私の場合は17歳で高校を辞めて渡仏しました。まだ情報もなく、ネットもない時代で大冒険でした。今は時代も変わって、海外に拠点を置いているチームを紹介してくれる、国内のチームであったり指導者の方もいらっしゃいます。ただ、それが学校の様に体系化されているかというとサッカー等の他スポーツに比べるとまだまだです。国内で活躍できないのに海外での活躍するのは難しいので、まずは国内レースで実績を上げるところが重要です。
 国内でロードレースを走るには選択肢はいくつかあります。高校生なら高体連・インターハイ、大学だと学連・インカレなどがあります。ただ、この2つに関してはともに登録している高校・大学の競技部に入って活動しないと出場できないルールです。競技部がない場合は実業団に登録すると出場できます。実業団という名前ですが、実は、高校生でも大学生でも実業団登録しているチームに入れば出場できます。
 海外のレースについては、国内大会で結果を残した若い人であれば、活躍次第でいろいろな指導者の目に留まって声が掛かることもあるでしょうし、実業団レースは、上のカテゴリー(プロ)のレースと、下のカテゴリー(アマチュア) のレースが同じ日に開催されることが多いです。ですから、海外遠征などを行っている強豪チームの監督さんに挨拶したり声をかけたりすることは比較的容易にできます。例えば「ぼくは今◯◯カテゴリーで走っている17 歳の◯◯と申します。少しでも早く今のカテゴリーで勝って上に上がっていきたいです。将来は海外でプロになりたいので是非僕のことを見ていてください!」とアピールすることもできます。もちろんアピールだけで結果が伴わなければダメですがこうやって海外チームを紹介してもらった選手もたくさんいます。海外に行きたいと相談すれば、何か情報が得られるかもしれません。仮に上のクラスに行って選手になれたとしても、営業力って非常に大切です。普段から履歴書を持って自分の紹介、自分を売り込むというような事を習慣つけてみたらいいと思います。
 色々な方法はあると思いますが、まずは現場の中に身を置いて情報を得てみてください。意外とコンパクトな世界なので道はきっと拓けると思います。