札幌市は自転車で少し走れば信号の少ない郊外に出られる、コンパクトでサイクリストにやさしい街です。札幌市の北西には石狩市があり、その比較的手前のエリアには広大な石狩川や日本海、景色の良い高台など北海道らしさを手軽に味わうことができます。今回はJR札幌駅から学園都市線で30分程のJRあいの里公園駅を発着点とし、当別町を経由して札幌のサイクリストの定番とも言うべき石狩市厚田区望来(もうらい)へ向かう50km弱のサイクリングコースを紹介します。

オススメポイント | 札幌近郊で北海道らしい広大な景色を味わいつつ、地元食材を使った美味しい料理を食べられます。信号も少なく走りやすい良コース。 |
---|---|
レベル | ★★(中級者向け) |
距離 | 48km |
獲得標高 | 290m |
出発・終着地 | JRあいの里公園駅 |
立ち寄りグルメ | リセンヌ(ポークカレー)、ロイズあいの里店(ソフトクリーム) |
立ち寄りスポット | レクサンド公園、望来の丘 |
田園風景を味わいながらのんびりスター路
スタート地点となるJRあいの里公園駅です。到着したらトイレなどを済ませて早速スタートです。

800mほど走ったところで左手に「ローソンあいの里店」が現れます。コンビニはこれ以降ここに戻ってくるまで無いので、必要な補給や水分はここで全て買っておきましょう。 ローソンを過ぎてすぐ国道337号線に入り、右折すると北海道で一番大きな石狩川にかかる「石狩大橋」が見えてきます。

スケールの大きい川ですが、そのぶん橋も長いので、風が強い日などは車道を走る自信がなければ無理をせず、危険を回避して右側にある歩道を徐行スピードで通行、または押し歩きをした方が良いでしょう。 石狩大橋を渡ったら当別町太美(ふとみ)町を経由して望来へと向かいます。交差点を左折し、すぐ先の脇道へ入ると、すぐ送電線の鉄塔と防風林が見えてきます。しばらくは車通りのほとんどない田園風景。気持ち良い風に吹かれながら、のんびりと北へ向かって走ります。


ヒルクライム後に現れる広大な景色
当別町はスウェーデンのレクサンド市と姉妹都市であり、町内の高台に「スウェーデンヒルズ」というスウェーデンの街並みを模した地区があります。その高台へと向かうため、短いヒルクライムをこなします。

頑張って上っていくと、スウェーデンヒルズの家並みが見えてきます。まだ坂の途中ですが、スウェーデンヒルズのシンボルである「レクサンド記念公園」に寄り道してみましょう。



コースに戻り、さらに上り切ると高台からの景色が開け、左手に日本海が見えてきます。ここから先の高岡地区は短いアップダウンがあって走り応えがあるため、札幌在住のレース系サイクリストの練習場所としても有名です。

さらに6kmほど走ると、左手に「わがまま農園カフェ」というお店が見えてきます。ここでは地元石狩や当別の食材を使った美味しい料理を堪能することができます。

また、石狩の工房で焙煎されたコーヒーもとても美味しいと評判。この日も開店直後の到着でしたが、店内はすでに満席でした。 「わがまま農園カフェ」に立ち寄りたい場合は、スタート時間を少し早めて、開店前に到着するように時間設定すると良いでしょう。
わがまま農園カフェ
所在地:北海道石狩市八幡町87−3 TEL:080-1885-0050 営業時間:11:00~日没(ランチは14:30まで) 定休日:火・水(その他) 公式Facebook: https://www.facebook.com/wagamama.farm/さらに進んで望来を目指します。 だんだん山深く、水田のある風景に変わっていきます。そして、このコース2つ目の頑張りどころの上りが見えてきました。これを越えればあとは下って海へ向かう平坦路が続きます。

日本海と「オロロンライン」を望む望来の丘でランチ
これから向かう海岸線の丘が見えてきました。国道を渡る必要がありますが、交通量が多く信号が無いので、歩道を徐行するか、自転車を押し歩きして迂回しましょう。


正利冠(まさりかっぷ)川を渡ったところで現れる急な坂を上ると、右手に日本海が見えてきます。


丘の頂上には海を眺めながら石窯ピザを堪能できるレストラン「ピッツェリア リップル」があります。ここでは美味しいピザの他に、釜で焼いたパンも購入できます。ここも込み合う人気のお店なので、ランチで寄りたい場合は開店時間に合わせて行動すると良いでしょう。
RIPPLE(リップル)
所在地:北海道石狩市厚田区望来338−30 TEL:0133-77-2288 営業時間:[月~金]11:00~14:30 (L.O)/[土・日・祝]10:00~16:30(L.O) 定休日:月・火 (祝日の場合は営業) 公式HP: https://ripple-hp.wixsite.com/rippleリップルを過ぎると、すぐに集落が現れます。今回はこの集落の一番上にある「リセンヌ」でランチをいただきます。


店内は落ち着いた雰囲気で、サイクリストや地元住民の利用も多いです。道が入り組んでいて少し分かりにくい場所にありますが、案内看板を辿れば無事、店に辿り着けるでしょう。



リセンヌ
所在地:北海道石狩市厚田区望来388-159 TEL:0133-77-2717 営業時間:4月1日~11月30日 10:00~夕日まで/18:00~20:00(要予約) 定休日:月曜・火曜(祝日の場合は営業)
坂を下ったら平坦のみ ゴールでご褒美のソフトクリーム
ランチを食べ終わったら坂を下り、今度は石狩川河口へと向かいます。聚富(しっぷ)地区には聚富原生花園があり、生態系保護のため立ち入ることはできないがハマナスやエゾスカシユリなど海岸砂丘特有の植物が群生しているのを観る事ができます。

コース上には乗馬クラブもあり、初心者向けレッスンなどもあるので、時間に余裕があれば事前に予約の上、騎乗体験をしても良いでしょう。 そして川の向こうには石狩灯台が見えます。その先は海。 石狩川は河口付近で海と並行に流れているので、灯台は海と川に挟まれて見えます。

一度国道に出て石狩河口橋を渡ります。交通量が多く信号が無いので、ここも国道を渡らずに右側歩道を徐行、または押し歩きで通行しましょう。

石狩川を渡ったらすぐの交差点を左折し、道道へ入るとすぐに茨戸(ばらと)川水門が見えてきます。 進行方向に向かって左は石狩川、右はかつて石狩川の一部であった茨戸川になります。茨戸川は冬は氷上ワカサギ釣り、氷の張らない時期はヘラブナ釣りで賑わいます。 その少し先、ルート左側にはマクンベツ湿原が広がっており、春であれば野鳥や水芭蕉を観察することができます。


そろそろ疲れが出てくるところですが、もうすぐゴールなのでもひとふんばりしましょう。突き当りを左折して今度は国道337号に入ります。 スタート近くのローソン向かいにある「ロイズあいの里公園店」まで戻ってきました。ほぼゴールです。ここで50km走ったご褒美のスイーツを。ロイズならではの絶品のチョコレートソフトクリームがおすすめです。


ロイズ あいの里公園店
所在地:北海道札幌市北区あいの里3条9丁目21−50 TEL:050-3786-3718 営業時間:10:00~19:00 定休日:なし 公式HP: https://www.royce.com/brand/shop/detail/?no=105あいの里公園駅に戻ってゴールです! 初心者でも走れる短い距離に広大な景色をぎゅっと詰め込んだコースをご紹介しました。距離も50km程度とのんびり走っても半日程度で走り切ることができるでしょう。自転車を始めたばかりの方の長距離サイクリングの足掛かりとしても最適です。
