世界遺産「高野山」を巡るパンライド(和歌山)

2025/04/09    

 和歌山を代表する世界遺産「高野山」を巡りながら、地元で親しまれる隠れ家的なパン屋さんを訪れるグルメライドルートをご紹介します。

JR・南海の橋本駅を発着に、高野山を巡ります
オススメポイント 前半は和歌山を代表する世界遺産「高野山」へのヒルクライム。ルート後半には、地元で親しまれる隠れ家的なパン屋さんを訪れます。
レベル ★★(中級者向け)
距離 108km
獲得標高 1540m
発着地 JR/南海 橋本駅
立ち寄りスポット 世界遺産高野山、濵田屋、ドゥーシェル

スタート地点:JR・南海橋本駅

 大阪市内から車や電車で約1時間。アクセスの良い橋本駅を出発し、世界遺産への案内を横目にライドをスタートします。

 駅から大通りに出たら、国道370号線を道なりに進みます。ところどころに「高野山方面」の標識が立っているため、迷う心配は少ないでしょう。

 約6km進むと山道へ入り、ここから約15kmの登りが続きます。一気に標高800mまで駆け上がるヒルクライム区間の始まりです。勾配は約5%ほどなので、一定ペースで淡々と登れます。

高野山の入り口「大門」へ

 「矢立の交差点」が見えれば、登りのちょうど半分地点。交差点を左折し、さらに頂上を目指します。

 左手に赤い「大門」が見えれば、高野山の入り口に到着。T字路を左折すれば、世界遺産・高野山の風情あふれる街並みが広がります。

 ここで小休憩するなら、明治時代から続く老舗「胡麻豆腐 濱田屋」へ。わさび醤油、和三盆、抹茶胡麻豆腐の3種類が楽しめます。

 今回はスッキリした甘さの和三盆をいただきました。

 周辺にはコンビニもあるので、補給もしておくと良いでしょう。店内にはご当地グッズがズラり。

下り区間&絶品パン屋さんへ

 休憩後は矢立の交差点まで下ります。急なカーブも少なく、路面もきれいなので安心してダウンヒルを楽しめるでしょう。

 先ほど登ってきた矢立の交差点を左折。

 ここからは貴志川沿いに約30km、下り基調の平坦区間が続きます。道幅が広く、交通量も少ないため、快適なサイクリングが楽しめます。

 高野口野上線に合流し、有田川方面へ。

 本日最後の上り坂が待ち受けます。約3kmと短めですが、平均勾配9%のパンチのある坂。ゴールのパン屋を目指して、もうひと踏ん張りです。

地元で人気の「ドゥーシェル」

 登りきった先に突如現れる一軒家が、本日のご褒美スポット「ドゥーシェル」。地元の住民で賑わうパン屋さんです。カフェスペースは満席のことが多いですが、パンのテイクアウトなら店前のテーブルで楽しめます。

 ハード系のパンが中心のラインナップ。今回は塩パン、カスタードクリームパン、そして地元特産のみかんジュースをチョイス。週末は売り切れになることもあるそうなので、早めの到着がおすすめです。

橋本へ戻り、ゴールへ

 しっかり補給したら、あとは橋本方面へ下るのみ。市街地に出たら、紀ノ川サイクリングロードと和歌山橋本線を道なりに進めばゴールです。

 大阪から輪行でもアクセスが良く、日帰り可能なこのルート。世界遺産の街並みと地元の美味しいパンを楽しめる、走りごたえのある108kmの旅をぜひ体験してみてください。

写真・文:白石正人(しらいし・まさと)

メディア→メーカー勤務を経て現在は企業向けの映像制作・スチール・通訳・SNS運用などを請け負う自称何でも屋フリーランス。PAS NORMAL STUDIOS本国でのインターン勤務を経て、現在は同ブランドアンバサダーとして世界中のライドやイベントに参加。ヨーロッパと東南アジアのサイクリング文化にも精通している。ドイツ生まれアメリカ育ち。たまにキックボクサー。

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