2019.6.11
ここまで100kmを単独で走るための装備について紹介してきましたが、意外に少ないと思われた人も多いのではないでしょうか? ロングライドの準備でビギナーが陥りがちな失敗として、様々なケースに対応できるようにしなければという不安から、必要以上の荷物を持とうとすることが挙げられます。前回紹介した必要最低限の装備をまとめて紹介します。
様々なリスクを想定し、それに備えることは重要です。一方でメンテナンスをしっかりして道中にトラブルが発生するリスクを減らせば、荷物を少しでも減らせるという考え方です。
自転車のロングライドでのリスク、特にバイク自体のトラブルは、事前にメンテナンスをしっかりすることで大半のものは防げます。自転車で最も頻発するパンクも、事前にタイヤを替え、空気圧管理をしっかりすればある程度は防げるでしょう。
多くの荷物を持ち運ぶことは、身体への負担が大きくなることを意味します。バックパックやウエストバッグを使うのは腰痛の原因にもなるのでオススメしません。100km程度であれば、サイクルジャージのバックポケットとサドルバッグに収まる程度の荷物で十分です。
最後に荷物の収納の仕方の一例を紹介します。個人的にポイントとして挙げたいのがバックポケットに収納する小物をアウトドア用のポーチに入れること。ポーチはジャージにダメージを与えにくく背中への圧迫感が少ない柔らかい素材のものがベターです。
●左ポケット
・アームウォーマーやレッグウォーマー
・ウインドブレーカー
・携帯ポンプ(フレームに付けてもOKだが、レースのたびにポンプ用のマウントを外すのが面倒なのでいつもバックポケットに入れている)
●中央ポケット(走行中取り出さない重いもの)
アウトドア用のポーチに以下のものを入れる。
・スマホ
・小銭入れ
・カギ
・絆創膏
・ポケットティッシュ
・パンク修理用のパッチ(ノリ不要のタイプ)→サドルバッグに入れてもよい
・IDカードと免許証・保険証のコピー
●右ポケット
・補給食
・ロック
・チューブ×2
※1本ずつにラップに巻いた上でジップロックに入れ、擦れたりゴムが劣化するのを防ぐ
※タイヤのサイズに合うものを。例えば25Cのタイヤを履いているのに23Cまで対応のチューブだとパンクしやすいのでダメ
・携帯工具
・タイヤレバー×3
・タイヤの切れ端(サイドカットしたときにタイヤの内側に入れてインナーチューブが飛び出すのを防ぐ。あらかじめビードをカットしておく)
以上を参考に、自分でやりやすいようにアレンジしてみてください。
次回は100kmを完走するための走り方について紹介します。
稲城から高尾まで 都内サイクリングの定番コース“尾根幹”と+αのルート
2018/10/30
2017/08/29
ヒルクライムで好成績を出すのに、どんなトレーニングをしたらいいですか?
2018/02/23