2020.10.27
スポーツバイクで自転車通勤をする際、揃えておくと便利なアイテムが多数あります。自転車通勤に役立つアイテムを挙げ、その理由や選ぶ際のポイントなどを解説します。(文・石川海璃 / 写真・大澤昌弘)
まずは、キックスタンドです。スポーツバイクには購入時にキックスタンドが付いていないモデルが多く存在します。キックスタンドがあれば駐輪をするときに便利です。
泥よけも後付けになることが多いアイテムです。車輪が巻き上げる水しぶきや泥はねを抑えてくれます。急な天候の変化で雨の中で自転車を走らせる場合もあると思いますので、取り付けをおすすめします。
ボトルケージもあると便利です。ペットボトルやドリンクボトル、ツールボトルを自転車本体に取り付けられるので、通勤時にリュックに入れる荷物が減ります。ドリンクをリュックから取り出さずに、素早く飲めるという点でも優れています。
サドルバッグはサドルの下部に収納スペースを設けるアイテムで、パンク修理キットや鍵など、自転車通勤に必要な小物を収納できます。ボトルケージと同じようにリュックに入れる荷物を減らして肩の負担を軽減できます。
汗対策も必要でしょう。自転車に乗っていると意外と汗をかきます。特に真夏だと、勤務先に到着したときには滝のような汗をかいていることも。タオルや制汗剤、汗拭きシートなど、汗対策アイテムを揃えておくと肌のべたつきや汗を処理できて快適に過ごせます。
自転車通勤時は運動に適した服装をおすすめします。上半身は季節に応じて着込む量が変わりますが、いずれの季節にせよ、一枚目に着るものとして汗が染みこみやすい綿は避けたほうが無難です。ポリエステルをはじめとした化学繊維素材で作られたもののほうが自転車通勤に適しているでしょう。
ズボンはストレッチ素材のものを選ぶと、ペダルをこぐときに動作の妨げになりません。また裾幅が絞られていれば、チェーンやチェーンリング(フロントのギヤ歯)に裾が巻き込む可能性が少ないです。
サイクルアパレルメーカーの製品やサイクリングに特化したズボンの場合、ストレッチ素材で作られ、裾幅も絞られているケースが多いです。またサドルと接する臀部の生地が厚く、頑丈に作られているので、なおのことおすすめです。
自転車に乗っていると風で目が乾燥したり、ゴミや虫が目に入ったりすることがあります。アイウェアがあれば、そうしたトラブルから目を保護できます。天候や時間帯に左右されずに使える調光レンズのアイウェアを持っておくと便利です。
3回に渡ってアイテムを紹介してきました。揃えるべきもの、揃えたいものは意外に多いですが、アイテムを揃えていくこと自体も楽しみになるはずです。季節や天候など、様々な状況を想定して必要なものを揃えましょう。
あると便利なもの 必要に応じて揃えたいもの
・キックスタンド
・泥よけ
・ボトルケージ
・サドルバッグ
・汗対策グッズ
取材協力:ホダカ株式会社、コーダーブルーム 東越谷店
撮影協力:株式会社オージーケーカブト
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