2020.11.13
クロスバイクを購入するときにサイズはどうやって決めればいいのでしょうか。軽快車(シティサイクル)の場合だと1つのサイズで大体の人が乗れてしまいますが、クロスバイクの場合はサイズが豊富にあり迷ってしまいます。またサイズの表記が異なるので、どこを見ればいいのか、わからないこともあるでしょう。最終的にショップでサイズを決めたほうがいいのですが、それはなぜなのか。理由を解説します。(文・石川海璃 / 写真・松尾修作)
シティサイクルの場合、1つのモデルで1サイズか2サイズしかなく、そのどちらかを選ぶようなイメージです。一方のクロスバイクは、安価なモデルこそシティサイクルと同じですが、車体の価格が上がれば上がるほどサイズ展開が増えます。
このサイズ選びはクロスバイクに乗る上で非常に重要です。なぜなら体に合わない車体に乗っていると、性能を十分に発揮できなかったり、ケガに繋がる恐れがあるからです。しかし各社のカタログやウェブサイトを見みると、サイズの項目にS・M・Lや460・480・500などと書かれていて、シティサイクルとは異なる表記になっています。この表記は数値が大きくなるにしたがって、車体の大きさ(フレームサイズ)が変わることを表しています。
丁寧なメーカーだとアルファベットや数値のほかに、そのサイズで乗れる適正身長が書かれています。このサイズ表記と適正身長が選ぶ参考になります。
気を付けておきたいのは、アルファベットや数値、そして適正身長がメーカーによって異なる点です。例えばですが、同じ500というサイズでもA社の自転車の適正身長は160cmから170cm、B社では170cmから180cmというケースがあります。また同じ会社の同じ車種でも、2つのサイズが適正身長に該当することもあるので、これらの数値はあくまで参考です。
またサイズ選びでは、手足の長さや体の柔軟性など、人それぞれで異なる要素が重要となります。そういった個性を加味しつつ、スポーツバイクを取り扱う専門ショップでクロスバイクを購入するのがおすすめです。その際、必ず試乗をするか、その場でまたいでみて、店員のアドバイスに耳を傾けましょう。2つのサイズが選択肢に入る場合でも、自分にあった一台を納得して選べるはずです。
取材協力:ホダカ株式会社、コーダーブルームショップ 東越谷店
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