2020.4.10
前回に引き続き自撮りテクニックを使い、写真映えするおすすめスポットを紹介したい。過去の記事を見ていない人は、ぜひ第1回の「記事自転車写真を楽しもう!その1」から参照してほしい。
最初に紹介するのは笠取山(青山高原)だ。三重県に位置する笠取山は、頂上付近に多くの風車が並び、非常に壮観な風景となっている。登りながらの景色は東西どちらも良くないが、登りをつなぐ青山高原道路は非常に気持ちがいい。
東西両側からアクセスできるので、ルートを引く際にも都合の良いスポットと言えるだろう。ただし東側からの登りは少々難易度が高いので、その点は注意が必要だ。
大台ヶ原は三重県と奈良県の境にある関西地方では言わずと知れたヒルクライムスポット。スタート地点までのルートはなかなか豊かな自然環境だが、ヒルクライムの道のりはさらに豊かなものになっている。
ヒルクライムはもちろんのこと、写真を撮りながらのサイクリングも非常に楽しいポイントだ。スタート地点と頂上を除いては、補給できるポイントがないので、補給食やドリンクを忘れないように気を付けよう。
次に紹介するのは大和葛城山(中尾ルート)だ。大阪府と和歌山県の境をまたぐ大和葛城山は、近隣に住むのサイクリストにとってメジャーなヒルクライムスポットになっている。その中でも和歌山県側から登る中尾ルートは、非常にハードなコースだ。一方でその坂道は写真映えスポットでもある。
初心者には非常に厳しいルートだが、写真を撮る側からすれば悶絶するサイクリストの表情を捉えるのに最適と言えるだろう。勾配がきついので自撮りの際には立ちゴケに注意してほしい。
4つ目に紹介するスポットは、愛媛県上島町の離島をつなぐゆめしま海道だ。広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶしまなみ海道の途中に存在している。ゆめしま海道はフェリーで渡れるが少々マイナーかもしれない。
島々を眺めながら進むフェリーは、短い時間でも船旅を存分に味わえる。人の少ないタイミングであれば自撮りをすることも容易だ。もちろん、ゆめしま海道自体も非常に気持ちの良いルートとなっているので、しまなみ海道を訪れた際はぜひとも一度行ってみてほしい。
いの町道瓶ヶ森(かめがもり)線は瓶ヶ森林道、UFOラインなどの通称で親しまれる愛媛県の高原道路だ。雄大な景色が特徴で、様々なCMや映像作品に使われている。UFOラインは東西どちらからでもアクセスできる。
UFOライン上では近くの四国の山々を一望でき、走っていて非常に気持ちのいいルートと言える。ただし補給ポイントが非常に少ないので、水や補給食などは忘れないように持って行きたい。
阿蘇の外輪山では様々なポイントから自撮りを楽しめる。カルデラというその特殊な地形は、どのように撮影しても面白い写真を撮影できる。地蔵峠や黒岩峠は自動車も少なく、個人的に自撮りにおすすめなスポットだ。
なお、激坂として有名なカルデラベルグ(蛇の道)は私道であり、通行が禁止されたので、写真映えするからと言って勝手に進入しないようにしよう。
長崎県の県道128号雲仙千々石線(うんぜんちぢわせん)は、雲仙市の南部に至るルートだ。雲仙温泉街の途中にあるつづら折れの登りは海を見下ろすことができ、気持ちのいい区間となっている。
ただ、並走する国道の迂回ルートになっているので、タイミングによっては交通量が多くなることもある。自撮りを楽しむ際は、周囲の状況に注意してほしい。自撮りが済んだらそのまま同市の仁田峠まで登ってもいいし、雲仙温泉で休憩して甘いものを楽しむのもいいだろう。
ニライカナイ橋は沖縄県の南部に位置する。S字を描くような形をした珍しい橋だ。頂上がトンネルとなっており、ここを抜ければ青い海と曲線の綺麗な橋が見えてくる。トンネルの出口の先に見える青い海は、違う世界へ飛び込んでいくように感じられるだろう。
ちなみにニライカナイとは沖縄で理想郷を意味しており、まさにこの橋にピッタリなネーミングだと感じる。このスポットは丘の上に位置しているので少し登るが、初心者でも充分楽しめるルートだ。
自転車に乗っていると楽しくてついつい走り続けてしまい、大して写真を撮っていなかったこともあると思う。この記事を読んだ皆さんはこれを機会にぜひ、自分なりのスポットやポーズを見つけて、自撮り写真を楽しんでみてほしい。
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