2020.7.31
自転車で道路を走る時に、守らなければならないルールが、道路交通法(道交法)です。しかし運転免許のない自転車では、ルールの知識を持たないまま乗車している人も少なくないようです。自転車に必要な道交法の基礎知識を、簡単なクイズで学んでみましょう。
【自転車と歩道】
答え:〇
普通自転車は歩道に「自転車通行可」の標識がある場合など、一定の条件を満たした時に例外的に歩道を通行することができますが、その際にもいくつかルールがあります。なかでも「歩道の中央から車道寄りの部分を徐行しなければならない」というのが一番大きなものでしょう。
徐行というのは、必要があればすぐ停止できる速度であり、ほぼ歩く程度の速さともいわれています。車道や自転車道と同じ感覚で歩道を走ることは、原則できないということです。
また、自転車が歩行者の通行を妨げる場合は、一時停止をしなくてはなりません。歩道の主役は歩行者で、自転車は歩行者の通行を優先しなければならない、ということを知っておきましょう。
ちなみに徐行しなくていいケースは、歩道に標識などで自転車用の通行部分が定められている場合で、歩行者がいないときだけです。このケースでも直ちに徐行できる速度で走らなければなりません。
スポーツサイクル歴約30年の自転車乗りで元ロードレーサー。その昔はTOJやジャパンカップなどを走っていたことも。幅広いレベルに触れたクラブチームでの経験を生かし、自転車スポーツの楽しみ方やテクニックをメディアで紹介しています。ローラーより実走、ヒルクライムより平坦、山中より都市部を走るのが好きです。
この人の記事一覧へ2009年弁護士登録。会社関係法務、独占禁止法関係対応、税務対応を中心に取り扱う傍ら、2台のロードバイクを使い分けながら都内往復20kmの自転車通勤を日課とする。久留米大学附設高校卒・東京大学法学部卒・早稲田大学法務研究科卒。
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