2019.7.19
ロードバイクで単独100km走を達成するには、トラブルに自分で対処できなければなりません。パンクやチェーン落ちなどよくあるトラブルへの対処方法を紹介します。
パンクはロードバイクにはつきものです。しかし、よくパンクする人、そうでない人がいます。パンク修理の技術を得ることは重要ですが、パンクに見舞われない走りを意識することも同時に大切です。
パンクの機会を減らすには、まず走行前(もしくは走行後)にタイヤの状態をチェックしましょう。石などの異物がタイヤに突き刺さてっていないかを確認します。
走行時は、デコボコや異物を避けて走りましょう。長年ロードバイクに乗っている人でも、こうした障害を避けずに突っ切ってしまう人をよくみかけます。走行時は、車の位置など周囲の状況を意識しつつ、路面にも注意を配りましょう。段差を乗り越える際は両足に荷重をかけてお尻を浮かせ、路面からの衝撃に備えましょう。
パンクしてしまった場合は、速やかに安全が確保できる場所に移動します。修理の際に必要になるのが、ホイールやタイヤを外す技術です。ここではまだ主流のリムブレーキタイプのクリンチャータイヤを例にパンク修理の方法を解説します。
前輪はフロントフォークの切り欠きにクイックレリーズのシャフトを合わせて、クイックレリーズで押さえる仕組みになっています。クイックレリーズのレバーを引き上げ、レバー反対側のエンドを回して緩めることで外れます。
取り付けは逆工程になります。フロントフォークの切り欠きにクイックレリーズのシャフトを合わせ、クイックレリーズのエンドを回して適度な硬さになるまで締め(硬すぎるとクイックレリーズのレバーが倒しにくくなります)、クイックレリーズのレバーを倒します。
後輪の仕組みも前輪と同様ですが、取り付け・取り外しには少し知識が必要です。以下の手順で確認してください。
パンク修理後にすぐまたパンク。そんな事態に陥らないために、チューブの引き抜き作業時に、チューブとタイヤ嵌め込み作業でしっかりと確認する必要があります。
タイヤはバルブの個所から嵌めていく方法、バルブの反対側から嵌めていく方法の2パターンがありますが、以下の画像ではバルブの個所から嵌めていく方法をもとに図示しています。
休憩中に立てかけていたロードバイクが倒れてチェーンが落ちてしまったというプチトラブルもあります。チェーンがフロントギヤの内側、外側に落ちたりした場合は、リアディレーラーの可動部を動かしてチェーンのテンションを緩めれば、容易にチェーンをチェーンリングに戻せます。フロントディレーラーがインナーになっている場合は内側のインナーギヤに、アウターの場合はアウターギヤの個所に戻します。
取材協力:シマノセールス株式会社 株式会社ミヤタサイクル
稲城から高尾まで 都内サイクリングの定番コース“尾根幹”と+αのルート
2018/10/30
2017/08/29
ヒルクライムで好成績を出すのに、どんなトレーニングをしたらいいですか?
2018/02/23