2023.6.7
神奈川県横浜市出身のアスリート。父との多摩川サイクリングをキッカケにマウンテンバイクに出会い、その後自転車競技を始める。2019年に竹内遼と「FUKAYA RACING」を立ち上げ、プレイングマネージャーとして活動。全日本選手権2022 XCE優勝。2023年からは選手に専念し、東京都昭島市を拠点に活動中。
この人の記事一覧へマウンテンバイク(MTB)のプロフェッショナルがMTBにまつわる素朴な疑問に答えていく本コーナー。第35回は「マウンテンバイクにおすすめのグローブ種類と選び方」という質問にプロライダーの松本佑太氏が答えていきます。
季節を問わずフルフィンガーのグローブがおすすめです。マウンテンバイクは、アスファルトの上を走るロードバイクと比べ転倒するシチュエーションが多くなります。オフロードなので大きな怪我に繋がることはほとんどありませんが、素手ですと転倒して手をついた時に擦り傷を負ってしまいます。手をついたところに石や木があるととても危険です。
マウンテンバイクグローブの多くは、簡易的ながら手の甲側にプロテクターもついているので、勢いよくこけて手が地面に擦れた時も守ってくれます。蒸れが気になる人もいるかもしれませんが、通気性が良いグローブもたくさんあります。
そのほかのポイントは2つ。まずは「クッション」です。
グローブには手の付け根の内側にクッションが入っているものと、そうでないものがあります。初心者におすすめなのはクッション入りです。手に伝わる振動を軽減してくれるので、快適に走ることが出来ます。一方、慣れてくればクッションなしのグローブがよいでしょう。感触を感じながらハンドルをしっかり握れるからです。自身のレベルに合わせて選ぶといいかもしれません。
もう一つのポイントは「滑り止め」。親指と人差し指の内側部分に滑り止めがついているグローブがあるのですが、特に人差し指についていることが重要です。人差し指は、油圧ブレーキを握るときに使う重要な指。滑ってブレーキがかけられなくなるといったアクシデントを防いでくれるでしょう。
また、指の付け根の内側にも滑り止めがついているとベストです。ちょうどハンドルが当たる部分なので快適なライドをサポートしてくれます。
グローブはマウンテンバイクショップ、また取り寄せになるかもしれませんが一般的な自転車ショップ購入することができます。サイズが大きいとミスタッチに繋がるので、試着してから買うのがベストです。
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