2017.9.19
一般社団法人自転車協会が9月21日、全国のスポーツバイクユーザー500人を対象に行ったスポーツバイクの点検や整備に関する意識調査を発表した。それによると、メンテナンス不足による故障トラブル経験者は約7割に及ぶ一方、2人に1人はメンテナンスを「ほとんどしない」「全くしない」という実態が明らかになった。
調査は、スポーツバイク(ロードバイク、クロスバイク、マウンテンバイク、小径車・折りたたみ車)を保有する全国の20歳~59歳の男女・年代で均等に割付けた500人を対象に実施した。
結果によると、「スポーツバイクの運転中、メンテナンス不足が原因で故障トラブルを経験したことがある」と回答した人は全体の73.6%。しかし「メンテナンスをどのくらいの頻度で行うか」という問いに対しては、「店舗でのメンテナンスを年1回以上している」と回答した人は45.4%にとどまった。なお、故障トラブルはパンク、チェーンのトラブル、ブレーキのトラブル、異音、変速トラブル、ハンドルのトラブルの順に多かった。
また、ギアやチェーンの故障など、技術的な故障トラブルが原因で「ヒヤリ・ハット」を感じた経験者は2人に1人という割合で、故障トラブルがある人はない人に比べて、ヒヤリ・ハット経験率は約2倍高かった。
スポーツバイクのメンテナンスの必要性については、「必要」と答えた人は79.6%に達し、さらに故障トラブルの経験者の約9割が、より専門知識が豊富な店員による点検を希望していることがわかった。
同協会は10月1日からメンテナンスの大切さを伝えるために「自転車も車検!キャンペーン」を実施する。
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