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国がサイクルトレインを推進 事例紹介や導入支援など国交省サイトで公開

 国土交通省が1月、全国に広がる「サイクルトレイン」の取り組みを同省ウェブサイトで公開した。サイクルトレインとは鉄道の車内に、自転車を解体して専用の袋に収納することなくそのままの状態で持ち込むことができるサービス。ウェブページでは、全国に広がるサイクルトレインの導入事例や、課題と対応、支援などについて紹介している。

サイクルトレインでは自転車を分解することなく鉄道車内に持ち込むことができる

 公共交通と自転車を組み合わせるサイクルトレインは、利用者の行動範囲をより拡大したり、公共交通の利用を促進したりといった効果が期待されている。昨今では、観光路線やローカル線活性化の一環として、サイクルトレインの実施事例が増えてきており、また通学目的利用にサイクルトレインを活用する実証実験も始まっている。

 2022年度には、全国で71社141路線でサイクルトレイをが実施。常に全区間で利用可能なものが7路線、区間や期間・時間帯・曜日を限定したものが82路線、イベントに合わせた臨時運行等が52路線となっている。ページではサイクルトレインの導入一覧(2023年3月31日時点、臨時運行等を除く)も紹介している。

 国交省の紹介ページでは、サイクルトレインの実施・導入に関して、よくある質問と回答をまとめたり、導入にあたっての各種補助金といった支援策も紹介。サイクルトレインの今後さらなる普及を推進する構えだ。

■サイクルトレインを始めませんか(国土交通省)