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健康に良い走り方って? 食べもの・フィットネス

 お友達に、80代の方がいます。最初は、25cで走ってもらいましたが、現在は、更なる速さを求められたので、より丈夫な19cをお勧めしました。そのお蔭で更に快調に走行しています。皆さんが健康になる良い走り方があればアドバイスお願いします。(50代/男性)
 健康になるための走りをするためには、3つの基本があります。
 1、走行前と後に体操・ストレッチを充分行う事。これは、筋肉・筋・関節等を運動前に充分伸ばし、ほぐしておくことでライディング中の咄嗟の行動の時に体が柔軟に対応できるようにすることで体へのダメージを防ぎます。また、体に柔軟性があることでライディング中に体への負担が偏らないようにできますから、疲労軽減になります。走行後の体操・ストレッチは、体をほぐしておくことで疲労回復を早めます。
 2、ウオームアップ・クールダウンを充分にすること。ウオームアップは、体全体が温まるまで無理せず行います。心肺機能にも負担を掛けるための準備をします。
 3、運動の内容に合ったバランスの取れた食事をすること。体に必要な栄養素は50種類ほどと言われていますが、炭水化物、たんぱく質、脂質が三大栄養素、これにビタミンとミネラルを加えたのが五大栄養素と言われ、これら栄養素が軸となり体を支え、調子を整えています。運動を楽しくするには、適正体重であることも必要です。体脂肪を減らし、筋肉量を増やすためには運動だけでなく、食事内容が重要になります。この場合、筋肉のもととなるタンパク質を多く含む食品を運動量に合わせた量摂取し、脂質量の多い食品を減らすことになります。サイクリング中エネルギー補給にも適した食品を選びます。この時も、脂質量の少ない食品を選びます。
 年齢を重ねると、体の各機能が低下することは仕方のないことですから、この状況を十分理解し過度の負担を体に掛けないことです。加齢すると、運動中の心肺機能・血流は想像以上に体に負担が掛かり、思わぬ身体トラブルもあります。従って、楽しく仲間と走るためにはぺダリングやライディングフォームを年齢や自己の筋肉量に合うように変化させて行きます。高年齢になると程筋肉量は減少しますから、特に負担の大きい登り坂では大臀筋・ハムストリングなど、下肢の後ろに付いている大きな筋肉を使うようにします。ぺダリングは踏み込むのではなく、押し出すようにすることで大臀筋など後ろ側の大きな筋肉が使い易くなります。大きな筋肉でぺダリングすると心肺機能への負担が軽減されます。平坦を走る時は、筋肉の負担ができるだけ少なくなるよう、ぺダリングは足の重さだけで回す積りで軽いギアを選びます。この時のケイデンスは90回/分が目安となります。