TOP自転車Q&A公道を走る際に事故リスクを減らす工夫とは?

Q&A 自転車Q&A

公道を走る際に事故リスクを減らす工夫とは? 交通ルールとマナー

 選手は練習などで公道を走る時、事故のリスクを避けるために、どんな工夫をしているのでしょうか?(40代/女性)
 まず、自分がこの先どう動くかを考えます。そして車も、自転車も、歩行者も、周りがどう動こうとしているのかを考えることです。横を走る車であれ、前を走る自転車であれ、歩道の歩行者であれ、とにかく周りが自分を認識しているのかどうかが第一に大事なんです。まずはお互いが、お互いに認識しているのか。そして、どう動こうとしているのか。それがわからないとリスクは高まります。
 もう一つ、自分を認識させることも重要になってきます。車はまったく前しか見ていない自転車に対しては、かなり近い距離で抜いていくんですが、少しでも後方を振り向き、気にかける仕草をすると、近づかないようにという運転をしてくる傾向にあると思います。例えば、甲州街道を走っていて、路肩の車を避けるために少し右に出なければならないことは良くありますよね。ボクは後ろの車が時速何キロくらいで走っていて、あとどのくらいで横に来るなと、慣れているので分かるんですが、車に対して右に出るという手の合図を出すタイミングはギリギリではない方が良いです。車が行き去ってから出るほうが安全ですので、タイミングが悪いなと思ったら、停車しているクルマの25mくらい前からパッと後方を見て、早めに合図を出して停車車両をかわしましょう。