帰宅後においても、痛みが一向に引かなかったり、私生活に支障が出るほどの問題が出ているのであれば、整形外科で受診される事が原則です。その後、接骨院、スポーツマッサージ治療院などに、医師の診断結果とともに相談されると良いでしょう。
また自転車は機材スポーツです。サドルの高さやハンドル位置が身体に適切ではない事が、痛みの原因である可能性もあります。初心者であればスポーツバイク専門店で相談したり、またフィッティングサービスを利用するなど、機材セッティングによる原因を取り除くことが肝心ですね。
トレーニングを多くこなしているベテランの方でも、突然痛みが生じるケースもあります。
通常よりも運動強度が高いトレーニングをして出る痛みであれば、その強度を落とすことが大切です。普段一人で練習している人が集団の高速走行などをすると、いつもよりも前傾姿勢が深いライディングを強いられるため、腰が痛くなることはよくある話です。
大切なことは、段階を踏んで高負荷の走りに身体を順応させていくトレーニング計画を立てる事。そして疲労した筋肉を回復することを心がけることです。マッサージだけでなく、栄養や睡眠の質も回復の要素として重要ですね。それでもトレーニングをしていると、身体に痛みは出ることが多々あります。そのような状況でも身体に無理を課し、自らの限界を乗り越える事も時には必要かもしれません。
ただし、トレーニングの継続が痛みで不可能になるまで追い込むことは、本末転倒です。常に自分の体を声に耳を傾け、トレーナーやマッサージ師のアドバイスを聞くことが大切です。無理は、し過ぎても、しなさ過ぎても強くなれません。そのバランスを見極める能力も選手に問われる能力の一つだと私は考えます。
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