自転車レーンもさることながら、駐輪場が増えると思いますよ。いまも都心の駐輪場は確かに増えたし、今後も増えると思います。自転車レーンも増えるでしょう。ただ、増えるけれど、それが有効活用されるかは別問題です。
繰り返しになりますが、テレビを見ていても車道を走る自転車を邪魔扱いする意見が多いでしょう。「自転車を歩道に上げちゃえ」という意見もある。しかし、そんなことをしたら、ただでさえ危ない歩道はどうなるのか、歩道には視覚障碍者やベビーカー、お年寄りなどがいるのです。交通のリスクを弱者に押し付けるというのはどこから見たって間違っています。
ただ、そうした理解を得ないままに「無理矢理車道だ!」とばかりレーンの整備を進めるというのは限界が来ていると思います。なので細街路に自転車レーン、ピクトグラムと矢羽を整備する。いわゆる先述した京都方式ですが、これを少しずつ積み重ねていくことが一番近道なのではないかと思います。
そして細街路の自転車政策で注意すべき点は、A地点からB地点まで線でつなげるのではなくて、一定の範囲のブロックごと面で捉えること。そうすると自転車の利便性が本当に向上します。そこまでは5年後までにはできるんじゃないかなと思います。
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