慣れるしかないので、たくさんの枚数を撮りましょう。今はデジタルカメラの時代です。撮り過ぎてしまっても後から簡単に消すことができます。シャッタースピードや絞りなどの調整で試行錯誤をすることで、「こうした状況の時は、このように撮ればいい」といったことがわかってくるはずです。
ただ、写真は良し悪しを決めるのが難しい分野です。自分が良いと思った写真を他人が良いと感じるとは限りません。自分が満足できる写真こそが、正解の写真なのかもしれません。
シャッタースピードを速くするなどのテクニックはありますが、自分が満足できる写真を撮るためのテクニックは人それぞれ。繰り返し撮って、自分好みの写真に必要なテクニックを探し出しましょう。
ちなみに自転車競技の写真撮影は、あらゆるスポーツの中で一番難しいと思います。フレームのロゴやペダルの角度など、こだわり出すとキリがありませんからね。
フォトグラファー。1983年大阪府堺市生まれ。関西外国語大学在学中の2004年にイタリア留学を経験し、ロードレースの世界にのめり込む。帰国後は東京都内でバイシクルメッセンジャーとして活動する傍ら、自転車メディアや関連メーカーをクライアントとして英語とイタリア語の翻訳業をスタート。やがて写真撮影に主軸を置き、2009年から海外レースの取材を始める。以降、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアをはじめ世界各国のロードレースを取材。現地では撮影の他にも執筆や解説も行い、様々な方法でロードレースの魅力を伝えることを模索している。自身も生粋のサイクリストであり、仕事のオフシーズンである冬場にはシクロクロスにも参戦する。
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