自転車レースはルールがややこしいので、最初は景色を観るだけいいと思います。ツール・ド・フランスの空撮映像を撮影しているスタッフの中には、映画製作に携わっている人もいます。人を惹きつける映像づくりをしていますし、映像自体に魅力があります。家の壁や景色、教会の形などを観ているだけでも楽しいですよ。観ているうちに自然と選手の顔や名前も覚えていくでしょう。
それから、少し角度を変えて食を楽しむのもいいと思います。レースが開催される場所の料理や食材を食べるんです。特にワインは取り入れやすいと思います。自転車は競技だけでなく、競技が行われている土地の魅力を感じることができる唯一のスポーツです。
また、放送時間の観点でも日本は恵まれています。ヨーロッパとの時差は7~8時間、日本での放送時間は、夜から日付が変わって少ししたぐらいです。観戦しやすいという人も多いのではないでしょうか。
フォトグラファー。1983年大阪府堺市生まれ。関西外国語大学在学中の2004年にイタリア留学を経験し、ロードレースの世界にのめり込む。帰国後は東京都内でバイシクルメッセンジャーとして活動する傍ら、自転車メディアや関連メーカーをクライアントとして英語とイタリア語の翻訳業をスタート。やがて写真撮影に主軸を置き、2009年から海外レースの取材を始める。以降、ツール・ド・フランスやジロ・デ・イタリアをはじめ世界各国のロードレースを取材。現地では撮影の他にも執筆や解説も行い、様々な方法でロードレースの魅力を伝えることを模索している。自身も生粋のサイクリストであり、仕事のオフシーズンである冬場にはシクロクロスにも参戦する。
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