尊敬する人です。今は年齢を重ね、ライバルという感じではなくなりましたが、僕が大学生の頃はまだ父の方が強かったです。当時、父は40代後半でしたが、僕が大学4年の時にやっと追いつけるかどうかでした。僕はサッカーをしていたので、体力は父に勝っていたと思いますが、テクニックは父の方が上でしたね。経験値が違いました。
親子で競技をやっていてよかったことはたくさんあります。今もですが、一緒に試走して「ここはこのラインを通ったほうが良い」「石や枝がでているポイントがあった」など情報を共有しています。
しかし、今振り返ると父はすごいなと思います。高校生の時、一緒に県外のレースに出ることもありましたが、たとえば京都であれば片道6~7時間を父が運転。お互い別のカテゴリーのレースに出ていたので、現地に到着するとまず僕のレースを一緒に試走して、本番のレースでコース外からサポートをしてくれました。さらにその後、アップもままならないまま自分のレースに出て勝って、そこから運転して帰宅。ちなみに僕は助手席で爆睡していました(笑)。本当にすごいですよね。
地域密着型のプロロードレースチーム「宇都宮ブリッツェン」に所属しつつ、宇都宮市役所に勤務する“最速”公務員。小学生から父親の影響で競技をはじめ、特にMTBやシクロクロスに慣れ親しんできた。ロードレースとオフロード競技の二刀流で活躍し、2017年にシクロクロス全日本選手権大会男子エリートで優勝を果たした。日々の忙しい勤務をこなすなか、効率のよいトレーニング方法を実施してプロの舞台で走り続けている。
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