タレントとして活躍している中村愛さん。幼少期から自転車は身近な存在として常に移動手段として活用してきたといいます。「軽快車でも手信号は欠かせません！」と語る中村さんに、自転車の魅力や楽しみ方を伺いました。

―自転車に乗り始めたきっかけは？

　子供の頃からずっと乗り続けています。1日1回、乗らない日はないくらいの頻度で活用していました。もう、どこに行くにも自転車です。高校の通学もそうですし、今現在もチャイルドシートを装着して、子供を乗せて買い物や公園に出かけたりもしています。

　オートバイも大型まで、トラックの中型免許も持っていて、乗り物自体は好きなのですが、そのきっかけは自転車かな。とても身近な存在で、私にとってはスマートフォンみたいな存在です（笑）。自分の自転車以外でも、例えば遠出をした際にはシェアサイクルもよく活用していますよ。

―そこまで魅了される自転車の魅力とは？

　徒歩では行きづらい場所であったり、電車でぐるりとルートを遠回りするところでも、ダイレクトに目的地を目指せる利便性が良いですよね。また、土地の匂いを感じられるところが大好きです。季節感や音も感じられる。五感全てを刺激してくれるところがハマっている理由ですね。

―体を動かすことも好きなのでしょうか？

　バレーボールを日常で楽しんでいますし、ジムで筋トレもしています。体を動かすのが好きなのだと思います。ちなみに、足が細いのが自慢なのですが、これは絶対に自転車のおかげだと思っています！　ムキムキになるのが嫌で自転車に乗らないという女性もいるそうですけど、そんなに筋肉はつきませんし、むしろ本当にちょうどいい引き締めの効果があると思います。女性にこそお勧めしたいですね！

―ロードバイクでライドイベントにも挑戦されたとか

　以前、「ツール・ド・ちば」にもチャレンジしました。それに合わせて、当時ロードバイクも用意しました。バーテープやサドル、タイヤも変えたのですが、パープルやピンクなどカラーにはこだわりました。後からパーツを変更できて、自分好みカスタムできるのもロードバイクの楽しみ方の一つですよね。

　イベントでは140kmに挑戦したのですが、本当に大変でした。千葉の木更津方面や外房方面で練習を重ねました。海沿いの気持ち良いコースを走ったなぁ。本番ではコースの最後の最後でヒルクライムが登場するのですが、それが大変な試練でした。一度降りたらもう乗れない状況で、周りから「行けるよ！頑張れ！」と声援をくれて後押しをしてくれたので頑張れました。登りきった先に見えた景色には興奮して感動しましたね。普段、ヘラヘラしている性格なのは自覚しているのですが、その時は無言で真剣に頑張る自分がいることを再発見しました。

　今後はしまなみ海道で開催されている「サイクリングしまなみ」にも挑戦してみたいですね！ 以前、しまなみ海道はオートバイで走ったことがあって、景色が最高だったので、今度はぜひ自転車で走ってみたいです。

　今はロードバイクを持っていないのですが、最近ではスポーツ用自転車のレンタルサービスも多くあるんですよね。気軽に楽しめるのが良いので利用してみようと思います。でもやっぱり、いつかまた自分仕様にカスタムしたロードバイクを所有したいなぁ。

　自転車の魅力で欠かせないのが、普段では絶対に交わらない方とも交流できること。さまざまな業種や趣味を持つ方とお話しできるのでとても新鮮でした。最近、女性のロードバイク乗りが増えているということなので、女子同士で自転車の話をしてみたいです。

―どんなことに気をつけて乗っていますか？

　手信号を軽快車でも使用しています。やり過ぎなくらいやっていますが、安全第一が一番大切だと思います。車も普段から乗っているので、路上で車に対するアピールの大切さも理解しているつもりです。子供を後ろに乗せながら実践しているのですが、最近では子供も覚えてくれています。ツール・ド・ちばに出場した際に練習したのですが、自分にとって今でも活用できる財産になっています！

　あとは日焼け対策であったり、サングラスの大切さであったり、スポーツ用自転車を安全に乗るために学んだことが、いまの軽快車のサイクリングにも活きていると感じています！